Cause we are the ...

La ricerca della morale che non dipende da una cosa della trascendenza...
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王道
また「登山」。
今度は「納豆サボテン卵とじ」

納豆サボテン卵とじ
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Nourriture et liqueur|食・酒 | 02:42 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | |
ヨガスパ
久々の「登山」。
注文したのは、「ヨガスパ」。

ヨガスパ

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Nourriture et liqueur|食・酒 | 11:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | |
エリンギとズッキーニの醤油バター炒め
エリンギとズッキーニの醤油バター炒め

今晩の夕食。

「エリンギは茄子とズッキーニと一緒に炒めると絶品」という某食材店の言葉を真に受けて自作。そこそこ美味しかった。
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Nourriture et liqueur|食・酒 | 22:18 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark | |
ストロングコーヒー・マカライスハンバーグ/マウンテン
久しぶりにマウンテン訪問記。
この日注文したのは、マカライスハンバーグとストロングコーヒー。

ストロングコーヒー
先に出てきてしまったストロングコーヒー。名古屋の喫茶店といえばコーヒーにピーナッツなどのちょっとしたスナック菓子が付いてくることが定番だが、マウンテンの場合、クラッカーとオレンジの蒸しケーキが付いてくる。


マウンテンロゴ
オリジナルのカップとソーサーにはマウンテンのロゴが入っている。気持ち大きめに見える。


マカライスハンバーグ
こちらが今回のメイン、マカライスハンバーグ。トマトピラフの類型。マカというのは、流行りの健康食材ではなく、貝殻型のマカロニのことらしい。摩訶不思議の「まか」との説も。

但し、その佇まいはマウンテンの中ではかなり落ち着いた部類に入る。トマトベースの味付けにマカロニ、その他ちょっとした具材が入り、ミニハンバーグが乗ったところに、この類型共通のデミグラスソース(?)がかけられている。ハンバーグを切り崩しながら食べる食感はちょっと妙な感覚だが、それ以外はまったく普通に食べられる救いメニュー。


登頂!ー20071103
問題なく登頂。


それにしても、ストロングコーヒーは濃い。エスプレッソなど目じゃないくらい濃い。濃すぎて、死人も目を覚ますくらい強烈な眠気覚ましになる。(そんなことあれへんやろ〜。コーヒーで死人が生き返ったら、往生するで〜:こだま師匠風。)飲む場合、一晩眠れないくらいの覚悟はいるかもよ。
Nourriture et liqueur|食・酒 | 18:41 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | |
祝・新装開店 ーーー 喫茶マウンテン訪問記・その3
こんばんは。
今日は左足も快癒直前のO氏による、新装開店したマウンテンのフォトレポートです。

その前に、再会にあたって営業時間と定休日が変更されたみたいなので、お知らせしておきます。
営業時間変更のお知らせ(公式サイト)




Oです。
さっそくレポートいってみましょう。
新装マウンテン遠景




こちらは新装マウンテンの遠景。従来からのコンセプトを引き継ぎつつ、小綺麗にさっぱりまとまった印象。もっとも、新築なのだから小綺麗なのはあたりまえかもしれない。





変わらないマウンテン看板
例の書き割り看板は相変わらずの場所に、変わらない姿でそこにあった。もちろん、竹本眼科もその背後に鎮座している。霊峰に来たことを実感する瞬間だ。因みに今回は、写真にもみられるとおり、駐車スペースがギリギリだった。いつもそうなのだが、霊峰を訪れる者は地元の者とは限らない。今回も、和泉、熊本、札幌等のナンバーをつけた車が所狭しと並んでいた。





混雑20070630


今回の混雑状況。写し方が悪かったのか、一見、大したことないように見える。ところが、実際には車の背後にも数パーティーが並んでいて、僕の知る限り最大の混雑ぶりだったのだ。勿論、待ち時間も相当なもの。店の中に入るだけで45分ほど掛かった。その間、待ち人の数に恐れをなして引き返すパーティーもみられた。登山スケジュールは余裕を持って望みたいところだ。


因みに、今回の新装開店時には、テントを張って開店を待ったパーティーがあったらしい。気合いの入り方が違う。





献花01



開店祝いの献花。関係者のものに混じって、「マウンテン評議会」の文字が並ぶ。なにしろB級グルメの帝王のことである。マニアやファンの集まりは公然と、複数存在するのだ。





献花02



店内にも献花が並ぶ。こちらは蘭の鉢植えが中心。地元の縁者と思しきものと並んで、在名大企業の幹部や大学教授の名前も。





アボガド&えびクリーム



今回注文したのは「アボガド&えびクリーム」スパ。以前「森のバターライス」を紹介したことがあるが、それ以外にもアボガド関連メニューは複数あり、こちらもそのひとつ。大まかに切られたアボガドやえび玉、マッシュルームを、まろやかなホワイトソースが包む。分量のことを除けば、霊峰には珍しく(?!)常識的なメニューだ。





アボガドのアップ



これがアボガド。過日もNHK「ためしてガッテン」にてアボガドの汎用性が紹介されていたが、アボガドをこのように調理して食べることもそこそこ浸透しつつある。さすが「森のバター」というだけのことはあり、ホワイトソースとの相性はバッチリだ。





登頂!ー20070630



登頂。見ての通り、クリーム系スパとはいってもマウンテン流で、油の量は相当なもの。はじめのうちは普通に美味しく食べられる。が、食べ進めるうちに、グリーンに染まった食油が押し寄せ、僕らの胃袋を挑発しはじめる。スパ系メニューの難易度の高い所以だ。


ここでワンポイントアドバイス。「アボガド&えびクリーム」を食べる時、アボガドは早めに食べるべし。何しろ脂肪分の多い果物のこと。油脂塗れの終盤戦でこいつに出会うのは中々の修羅である。





それにしても、待った。約8ヶ月。言ってしまえば、ちょっと風変わりなグルメというだけのことだが、マウンテンの存在感はそういうことを突き抜けたところがある。そこを訪れ、待ち、食し、下山する、その過程全体が、代替不能のオンリーワンのものとして、世の“アルピニスト”たちを魅了する。それこそ、"call of the mountain"の境地である。……というか、(公/私生活でいろいろあったせいか)一人マウンテンに行くことがこんなに楽しいことだとは思わなかった。楽しみがひとつ戻ってきたわけだ。





以上、O氏によるマウンテン新装開店レポートでした。

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霊峰マウンテン(公式ソング)
霊峰マウンテン萬Z(量産型)

おすすめ平均
starsマウンテンに行ったとさ。
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Nourriture et liqueur|食・酒 | 23:03 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | |
マウンテン再び
開山予定日が決定しました。

(以下、公式サイトより引用)

初夏の候、ますますご発展のほどお喜び申し上げます。

この度喫茶マウンテンの正式オープンが6/29に決定致しましたのでここにお知らせします。

営業時間などの詳細についてはまた追って連絡いたします。

これからも喫茶マウンテンをよろしくお願いします。

Written By Btree


営業開始予定のお知らせ

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《夜半より追加コメント》

 どうも、化け猫の夜半です。

 過日、僕の同居人 ーー 犬とかなら飼い主とか主人と言うんだろうけど、猫の世界には主従の概念が存在しないので ーー のO氏が、不慮の事故により左後ろ足……じゃなかった、 ーー ニンゲンは二足歩行だったね ーー 左足を捻挫し、関係各位に大変ご迷惑と心配をおかけしました。僕の見るところ、もう松葉杖なしでヒョコヒョコ歩けるほどには恢復したようです。経過は順調、食欲も旺盛のようで、先刻もどら焼きを淹れたての新茶で食べたみたいです。固定用の包帯が取れるにはもう少しかかるようですが、マウンテン開山の頃にはきっと全快し、フォトレポートに行かせることもできるようになるでしょう。 ーー マウンテンには彼が行っていたのです ーー 斯様な状況ですので、いま暫くお待ち頂けますようお願いいたします。

 以上、本人に代わり、ご報告とさせて頂きます。


   平成十九年水無月十三日未明

誠実なあなたの化け猫  
夜半 



Nourriture et liqueur|食・酒 | 19:58 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | |
クローネンブルグ1664 / Kronenbourg 1664
(旧サイトからの転載)

隣県で入手したクローネンブルグ。フランスを代表するビールで、世界でもトップクラスの売り上げを誇っている。日本でも比較的入手しやすいそうだが、ハイネケン等のように日本のメーカーがライセンス生産しているわけではないので、そういうものに較べるとさすがに見掛ける頻度は落ちる。

先程フランス代表と言ったけど、クローネンブルグが生産されているのはあのアルザス地方。

アルザス(アルザス語・ドイツ語:Elsass,フランス語・英語:Alsace,ラテン語:Alisatia)は、フランス北東部に存在する地方であり、住民の大部分はドイツ人の一部であるアレマン人だといわれ、130万人の住民がドイツ語の方言であるアルザス語(Elsässisch, alsacien, Alsatian)を話しており、アルザスはドイツ文化において重要な役割を果たしてきた。王制時代は「ブルボンに仕えるドイツ人」と呼ばれていた。首府はストラスブール(ドイツ語ではシュトラースブルク)。(Wikipediaより引用)

アルザス地方といえば、近代を通じてフランスとドイツが領有を争った、独仏対立を象徴する地域としても知られている。というのも、この地方はドイツとフランスの接触地帯として軍事的に重要な位置にあったのに加え、鉄鋼、石炭、カリウムなどの鉱産資源が豊富だったからだ。

中世を通じて神聖ローマ帝国(ドイツ)に属していたアルザスは、同帝国を徹底的に疲弊させ、後の分裂時代へと扉を開いた三十年戦争の講和(ウェストファリア条約:1648)により、フランス領となる。その後、17、8世紀を通じてフランスに属し、フランス革命以後はフランス同化政策を推進されたりもしたが、1870〜71年の普仏戦争でプロイセン軍が大勝利をおさめた結果、フランクフルト講和条約でドイツ領となる。このときプロイセンは、アルザス領有の引き替えとして、フランスに50億フランもの賠償金を支払っているが、どうやらドイツにとってもそれだけの価値はあったらしい。普仏戦争を契機に悲願の国内統一を果たしたプロイセン・ドイツは、宰相ビスマルクの辣腕により国内の近代化を推し進めていくのだが、鉱産資源の豊かなアルザス・ロレーヌ地方は、ドイツ工業の飛躍的発展に多大な貢献を果たすことになった。そしてそれは、第一次世界大戦で大敗し、ふたたびアルザス・ロレーヌ両地方の領有権を失うまで続くことになる。いわばアルザスは、大国ドイツの浮沈と運命をともにしてきたともいえるわけだ。

そして、現在アルザスはフランス領。現在でもドイツ文化の色彩の濃いアルザス地方だが、そこで生産されているクローネンブルグはいまやフランスを代表する味覚のひとつとなった。その味は、やはりホップの香りが鮮やかに漂い、さっぱりしているが、しっかりと味が付いている印象。クローネンブルグの製造手法にはドイツの影響が大幅に入っているという話だが、実際に飲んでみると、この国際的銘柄はかならずしもドイツビールの変種という枠組みに還元できるわけではないようだ。じじつ、僕の好きな銘柄のドイツビール、デア・レーベンブロイと飲み比べてみると、味の傾向がちょっと違うことがよくわかる。バドワイザーとは違った飲みやすさだ。

大陸を代表する二大強国が領有を争ったアルザス地方は、その領有とともにそれぞれの国に近代化という名の繁栄をもたらしてきた。しかし、それも今は昔。両国が慢性的な対立をやめて久しい現在、地域を代表するビールは、国際的銘柄として世界中で最も親しまれるビールとなり、僕のグラスを満たしている。

それはともかく、どうやら僕は、グリーンのエンボス入りボトルに弱いらしい。

◎参考:kronenbourg/ビール友の会
http://www.office-soleil.com/beer/enjoy/euro/krone.html

Nourriture et liqueur|食・酒 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | |
シーグラム・ジン/Seagram's Exta Dry Gin
(旧サイトからの転載)

きのう言った強い酒の正体。

これまではビールの話題ばかりだったけど、実は僕、そんなにビールばかり飲んでいるわけではない。というより、ほとんど夏季限定と言った方がいいかもしれない。夏以外は、ごくたまに気まぐれで飲むくらいのものだ。なにしろ、昔はビールが苦手な方だった。味は好きだったが、なかなか大人しく胃を通過してくれないビールは僕にとって飲みたくても飲みきれないものだった。自然なペース配分を覚えるまで、僕とビールはすれ違いの日々を送っていたってわけだ。ところが、奇妙なもので、ビールが苦手だったにも関わらず、それよりはるかにアルコール濃度の高いスピリッツ類はまるで平気だった。なかなかご縁のないアクアヴィット以外はみなそれなりに飲んでいる。わけてもよく飲むのが、ジンというわけだ。

ジンは穀物を原料とした蒸留酒で、ウォッカの親戚のようなものだが、その最大の特徴はジュニパーベリーJuniper berryによって香り付けされていることだ。だから、ジンを飲むとハーブの爽快感が舌と鼻に強烈な刺激を残してゆく。けれども、テキーラなんかに較べると自己主張は強い方ではないので、カクテルに好んで使われる。

ところで、ジンに香り付けしているのはジュニパーベリーばかりというわけではない。大概の銘柄は他数種類のボタニカルとブレンドして漬け込み、銘柄独特の香味を出すのだ。なかには「漬け込む」という方式を採らない銘柄(ボンベイ・サファイア)もあるが、それについてはまたの機会に譲ろう。とにかく、ジンの愉しみ方は、このボタニカルのブレンド具合を味わい分けることにもあったりして、奥が深い。珈琲や紅茶みたいな愉しみ方ができるってわけだ。なんというエンターテイメント性。

僕が飲み比べた感じでは、その方向性には二種類の傾向があるように思える。ひとつは、ゴードンのような、クールな感じのするもの。いまひとつは、ビーフィーターのような、柑橘系の柔らかな香気を持ったもの。写真のシーグラムは、明らかに後者だ。

さて、ゴードンやビーフィーターが本場イギリスのドライ・ジンであるのに対し、シーグラムはアメリカ代表。あちらではトップ・ブランドに位置づけられるほど普及している代物で、日本にも輸入されている。ストレート・ロックでもカクテルベースでもいけるユーティリティープレイヤーだ。こいつをうんと冷やしてロックで飲むのは、暑気の抜けきらない涼しさを感じるこの季節にはもってこいの愉しみ方だ。もちろん、ジントニックやジンパック、ギムレットなんかもいい。一般家庭でも手軽に作れる飽きの来ないカクテルだ。外で飲むなんて野暮なことはやめて、家でじっくり飲むのはいかがだろうか。

シーグラムズ・エクストラ・ドライ・ジンは、日本ではキリンが輸入販売している。でも、ライセンス生産しているわけではないので、ちょっと手に入りにくいかも。

◎Seagram Gin/KIRIN
http://www.kirin.co.jp/brands/sw/seagramgin/index.html

Nourriture et liqueur|食・酒 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | |
森のバターライス / マウンテン
(旧サイトからの転載)

Good evening. 嵐が近づいているね。

さて、今宵は暗い話はナシにして、グルメな話題にしようか。
新しく "foods" の label を貼っておこう。

ところで、「マウンテン」のこと、知ってるかい?まあ、全国的に有名だから、ここにいる人は大概知っているだろうけど、知らない人がいるかもしれないから紹介しておくね。

「マウンテン」は、英語で「山」という意味だけど、この言葉はある地方では、とある霊峰をさす隠語として使われているんだ。峻険さと富士山の倍近い標高で知られるこの岩山は、その道を究めた剛の者の集う場所として、中国・崑崙山脈と並び評される山なんだ。この「マウンテン」を征服した者は、人智を越えた試練をくぐり抜けた勇者として、畏敬の念を集めることになる。しかし、その山道は険しく、熟練の登山者をしても命を落とす者が後を絶たないほどなんだ。

………ごめんなさい。嘘です。

本当は、名古屋市昭和区にある、実在の喫茶店の名前だよ。さっきも言ったとおり、全国的に有名な店で、他地域からの来店者も多い。ただ、喫茶店といっても、普通にお茶をして帰る人はほとんどいないだろうね。ここの特徴は、ピラフとスパゲティの二系統を中心とした食事メニューにある。それが有名なんだ。どういうことで有名なのかというと、それは、圧倒的な量と、特異なメニューの数々だ。

まあ、詳しいことは、Googleあたりで「マウンテン」と打ち込んで検索すれば、たぶんトップ近くにはこの店のことを書いたサイトが並ぶと思うから、そっちを参照してもらうことにして、今宵は僕が先頃ここに足を運んだときのレポートということにしよう。

その晩、僕は久しぶりにこの店を訪れた。週末だったから、いろいろな客で混んでいたな。大学が集中している地区だから、ほとんどは学生のグループで、みんなでワイワイ言いながらバケツをひっくり返したようなかき氷まがまがしい色彩の甘口スバ群を頬張ったり、携帯カメラで写したりしていたね。

だから、坐る場所が見つからないかと思ったんだけど、一番奥に何とかひとつテーブルが空いていた。隣のテーブルでは、あのマウンテンのメニュー群がかすんで見えるほど恰幅のいい3人組がかき氷をつついていたよ。すごい光景だったね。

それはともかく、僕が注文したのは「森のバターライス」。

森のバターライスこちらの写真をみて御覧。多量の福神漬けと白い粒、そして右端の溶けたメロンのようなものが目に入ると思う。白い粒はニンニクだ。粒でゴロンと入っているところがいかにも豪快だね。ほかにはタマネギとエビ玉が入っていて、スパイス等で味付けされている。ところで、わかりにくいかもしれないけど、このピラフ、うすい緑色をしているんだ。もうひとつ断っておくと、これ、写真で見ると普通の大きさに見えるかもしれないけど、実際はとても大きい。この下に写っている皿は、自動車のハンドルくらいの大きさがあるんだ。

さて、このメニューのポイントはこの「溶けたメロンのようなもの」なんだけど、これ、何だと思う?ヒントは名前。

よく勘違いしている人がいるんだけど、このメニューは「森の・バターライス」ではなくて「森のバター・ライス」なんだ。そこをわきまえないと、「何が『森の』なんだ」と早とちりをして、挙げ句「色が緑がかっているから森なのか」などと、珍奇な説をぶちあげてしまうことになる。じじつ、そういうことを書いているサイトもあるからね。

もうわかったでしょう?そう。このメニューの主役はアボカドだ。

写真からわかるとおり、この「森のバターライス」にはアボカドの大きな切れ端が混ざっている。切れ端ばかりじゃない。ご飯がすでにうすい緑色をしているように、全体にまんべんなく混ざってもいる。もちろんホットだ。アボカドをホットで食べたことのない人や、アボカドの青臭さが堪えられないという人は、まず避けた方がいいだろうね。しかし、その条件をクリアできる人は、この神秘のメニューに近づくことを許される。

実は、例のアボカド臭ささえ気にしないならば、この「森のバターライス」、意外といけるんだ。アボカドは「森のバター」と呼ばれているように、脂肪分(そのほとんどは不飽和脂肪酸)が豊富な果物だ。そのせいか、ピラフに混じって出てくると、確かに味がまろやかになっているんだ、これが。この不思議さがマウンテン・マジックだね。霊峰の名は伊達ではない。

もちろん僕は完食したよ。待ち時間でゆっくり読書もできたし、無事「登頂」を果たして今回も満腹。言うことはないね。

因みに、この店でメニューを完食することを、常連は「登頂」というんだ。逆に、残してしまうことを「遭難」という。僕はほとんど「登頂」しているけど、タコスピラフだけは「遭難」してしまった。いつかリベンジしよう。

ところで、マウンテンのメニュー群は本当に半端な量ではないから、行こうと思っている人は胃を丈夫に保っておこうね。

それじゃ、食欲の秋を待ち望んで。 Good night.


◎参考1:喫茶マウンテン公式Blog
http://kissamountain.blog61.fc2.com/

◎参考2:喫茶マウンテン/Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/喫茶マウンテン

(追記1:Blogger時代のコメント)
執政官候補生K said...
 マウンテンも、すっかり有名になりました。6、7年前、私が名古屋に来てから、愛知県外にも名前が売れるようになったと思います。つまり、私がマウンテンを有名にしたのですね(!?)。
 メロンとか、抹茶小倉とか、やけくそで作ったようなものも目立ちますが、そこそこいけるものも多いですね。量が半端じゃないのも、かえって楽しい。
 集団で行くときは、かき氷も食べたいものです。遭難しても死なないように、集団で体を温め合わないといけませんが。
 それにしても、夜半殿は結構、登山家ですな。私の属する県庁にも山好きが多いから、一度誘ってみたい。

19/9/06 23:25
よはん said...
>執政官候補生Kどの
>つまり、私がマウンテンを有名にしたのですね(!?)

なんと、K殿がそこまで文化的影響力の強い人だったとは!これは侮れないねw

ともあれ、霊峰の魅力にとりつかれてしまった僕としては、一般客の食べないメニューを食べないとね。『森のバターライス』は、ベテラン登山家でもまだまだなじみの薄い方のメニューだからオススメだよ。もちろん、あの青臭さと大味な調理に堪えられるならばの話だけど、貴官なら問題ないでしょう?

貴官がお住まいの地方は屈強の男性の多いことで知られたところでもあり、神秘の霊峰に至る素質のある方も多いだろうから、何人か誘ってみるのもいいよね。そのときは、あの伝説のメニュー「????」を試してみるといいよ。貴官お一人でもいけそうだけど、残念ながら最近人数制限ができたらしい。

20/9/06 04:34

Nourriture et liqueur|食・酒 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | |
ハイネケン / Heineken(オランダ)
(旧サイトからの転載)

今宵、僕のグラスを満たすのはハイネケン。銘柄別に見るなら、たぶん一年で一番、僕の喉を通るビールだろう。

少し前だったら、カールスバーグがその地位に近いところにあったのだが、今年3月にサントリーがライセンス生産・販売から撤退して以後、少し手に入りにくくなってしまった。当時、行きつけのディスカウントショップでは缶入りのカールスバーグが一個168円で最安価、箱買いしてもワンランク安かった。しかも美味だったため、僕は好んで飲んでいた。でも、そのときでさえ、ハイネケンはNo.1の座を譲らなかった。

その理由は、やはり味だ。さっぱり具合はバドワイザーやスーパードライに引けをとらない。しかし、これら少し色の薄いビールと比較して、キレイな黄金色をしたハイネケンは味そのものがしっかり付いている。そこは、のどごしと味のキレばかりが重視され、それ以外は割に淡泊な印象のあるスーパードライなどとは特に違うところだ。そして、バドワイザーがひたすら軽快なさっぱり感をアピールする一方で、ハイネケンには麦芽・ホップの風味が強烈に迫ってくる、深くて強い味わいがある。パンチが効いているのだ。そして、そういった要素すべてが内側でケンカすることなく調和している。総合力があるビールなのである。1864年の創業時、ジェラルド・ハイネケンの目標はただ「最高のビールを醸造すること」だったというが、彼のそうした姿勢は品質と製造技術への徹底したこだわりを生み、世界中で大量生産される今日でもこれほどの完成度を示しているのだろう。それは舌を通して語りかけてくるのだから、自然、説得力があるのだ。

しかもこの実力派、安い。例のショップでは189円。さすがにかつてのカールスバーグには負けるが、それでも並み居る国産銘柄よりも20円近く安い。箱買いするとこの差は結構な差になってくる。値段が下がるとふと不安になってしまうところだが、ハイネケンの場合心配は要らないだろう。

ところで、ビールでも味わいを重視する僕は、あまり外で飲む機会を好まない。でも、時々飲む機会が訪れたとき、店選びのひとつの指標となっているのは、ハイネケンが置いてあるかどうかだったりする。だから、行き先の選択肢の中にハイネケン・ドラフト(飲食店でしか飲めない)を置いた店があるなら、迷わずそこを選ぶわけだ。といっても、つねに僕に場の主導権があるわけではないから、そういうときは、置いてない店に行く羽目になる。なかにはビールを一銘柄しか置いていない店なんかがあって、運悪くそういうのに当たるとテンションが下がる。それでも行くことは行くが、あまり喜んで参加してはいない。僕にとってビールは、酔うためでなく、味わうためにあるのだから。

さて、一番飲むとはいえ、少し値の張る瓶入りのハイネケンはさすがにそうしょっちゅう飲むわけではない。ふだんは安い缶入りなのだ。中身は同じはずなのだが、瓶だと気分が違う。ハイネケン瓶はデザインもぴかいちで、飲んだ後もインテリアに残しておきたいくらいの雰囲気がある。今宵はこの雰囲気も一緒に味わうとしよう。

それにしても、またグリーンボトルになってしまった。狙っているわけではないのに。



◎Hineken.co.jp
http://www.heineken.co.jp/index.html

◎carlsberg-japan.com
http://www.carlsberg-japan.com/

Nourriture et liqueur|食・酒 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | |