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これは、悪口が書いてある本である。
自由と社会的抑圧 (岩波文庫)シモーヌ・ヴェイユ 冨原 眞弓 岩波書店 2005-03売り上げランキング : 100563Amazonで詳しく見る by G-Tools |
恣意的な行為は判断にもとづかない。よって厳密な意味で、自由な行為とは呼べない。(p.84)
いっさいの判断は客観的状況を対象とする。したがって必然の網目を対象とする。生きている人間は、なにがあろうとも、頑として揺るがぬ必然に四方から圧迫されつづける。とはいえ、人間は思考する。ゆえに、必然が押しつけてくる外的刺戟に手もなく屈するか、みずから練り上げた必然の内的表象に自身を適合させるか、というふたつの選択肢を有する。ここにこそ隷従と自由の対立がある。(p.84)
肉体の非理性的な反作用にせよ、他者の思考にせよ、あらゆる仕草が自身の思考以外を源泉とする場合、その人間は完全な奴隷である。挙動の逐一が五臓六腑をえぐる痙攣から生まれる飢えた原始の人間、笞を手にした監視人の命令につねに身構えているローマの奴隷、流れ作業で働く近代の労働者は、このみじめな極限状況に近づく。完全なる自由については、しかるべく解かれた算術や幾何学の問題のうちに、抽象的な範例をみいだせる。(中略)完全に自由なる生とは、あらゆる現実的な困難がある種の問題として呈示され、行動に移された解答が勝利を意味するような生だろう。そのとき成功の要素はすべて与えられるだろう。いうならば数学者の記号群のごとく、既知にして操作可能なものとして。(P.85)
国家論 (岩波文庫)スピノザ Baruch de Spinoza 畠中 尚志 岩波書店 1976-08売り上げランキング : 201082Amazonで詳しく見る by G-Tools |
宮崎:不幸なことなのかもしれないけど、自分がもし涙流したら、いったいこの涙なんだろうと思ってね、立ち止まるのがほんとはこういう社会で生きている若者のやることなんですよ。わたし泣きました、っていうのだけでは、ちょっとね。
糸井:ま、それも趣味ですからね。
宮崎:だから自分の映画観に行くのが辛いんですよ。お客さんと一緒に観るのはね。
糸井:泣くだの、笑うだのは単なる自己主張なんですよ。映画作っている人にとっては、それを楯にとって映画評をされたのではたまらない。単に映画館の客っていうんじゃなくて。もっと、なんでだろうと考えて、読者をちゃんとやれる人って、いま少ないんですよ。
宮崎:アニメーションっていうのは、どんなにくだらなくてもファンは必ず生まれるのね。特に思春期の人間は、ほんのわずかその時の自分の気持ちと合うと、もう全部許してくれる。それで手紙をくれたりするでしょ。だから、現場のほうが、正確に自分たちを見る能力を失ってるのね。それで、評論活動をちゃんとやらなきゃいけないんじゃないかって話になるわけ。
(宮崎駿『出発点―1979~1996』P.378,徳間書店、下にAmazonへのリンクあり)
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出発点―1979~1996 | |
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1、アスペクトの「恒常的な見え」 → 「うさぎ」にしか見えない
2、アスペクトの「ひらめき」 → 突然、「うさぎ」が「あひる」に変わる
3、アスペクトの「認知」 → 「あひる」に見えることに気付く
そして、1へとループする…
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