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La ricerca della morale che non dipende da una cosa della trascendenza...
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雨の季節が終わっても
iTunesでB.J. Thomasの “Raindrops Keep Falling On My Head”を落とした。まったく説明の必要がないほどの名曲だが、どういうわけかいままで僕のiTunesに入っていなかったので。

ところで、なぜ今時分になって落とそうという気になったのかというと、それは、『神戸在住』第9巻を読み返したせいだ。この漫画はじっさいの神戸をモチーフとする詩情に富んだ情景描写で知られる作品だが、同時に、靴とか小物、本など、ちょっとしたものをさりげなく紹介してくれたりもする。これがまたいいセンスをしている。で、例の曲を採り上げているのは、単行本第9巻の最初におかれた描き下ろし「午睡・前奏曲」でのこと。サブタイトルに -- 「耳もとで 雨音が」辰木桂 -- と冠されたこの小品は、“Raindrops Keep Fallin' On My Head”のメロディーに、主人公・辰木桂がその場に合わせた適当な歌詞を即興で付けるという体裁で綴られている。

桂(即ち/あるいは別のモノローグの語り手)曰く、「心浮きたつ様な軽快な歌」。実際この曲は楽しい。しかし、ただ単にポップということではない。雨降りの時の沈痛なトーンや、すべての音が雨だれに融けてしまったような静けさといったことが、楽しげに跳ねるメロディーの底辺にしっかりと横たわっている。逆にいえば、僕たちがこの曲から軽快な愉しさを感じることができるのは、そうした通底音がブレンドのベースとして利いているからなのだ。情景描写に定評のある『神戸在住』がこの曲をモチーフに採り上げたのにはそういう必然性があった。

要するに、寂びが効いていることがミソなのだ。「午睡・前奏曲」では、黄色い合羽に身を包んで雨と戯れる少女を桂が眺める様子が描かれる。このとき視界に映ずる少女の姿は、祖母に手を引かれた在りし日の記憶と重なるが、それがたんなる甘やかなノスタルジーに留まるものでないということは、後に描かれるエピソードで明らかになるだろう。(『神戸在住』第10巻・完結編は2008年1月発売予定。)

雨降りの定番ソングはたくさんある。そのなかでも、 “Raindrops Keep Fallin' On My Head” はすっかり古典的な位置にある。今日では Pet shop boys の “Home and Dry” が新たな定番の位置を獲得しているが、雨の日に備えてそういうのばかり集めたプレイリストを作っておくのも面白いかもしれない。
Un film,Comiques,Autres...|映像文化・漫画 | 20:24 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | |
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