Cause we are the ...

La ricerca della morale che non dipende da una cosa della trascendenza...
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完全にベヒモスを揺り起こしてしまった毎日新聞
「毎日jp」が自社広告だらけに、ネット上に深いつめ跡残る:ITpro

あっちゃー……。
もう手の施しようがない。

◎参考ブログ記事
http://shadow-city.blogzine.jp/net/2008/06/post_be39.html
http://shadow-city.blogzine.jp/net/2008/07/vs_2ee6.html

ネット内限定の「お祭り」で終わるかと思いきや、自分たち自身の事後処理の不手際により、とめどなく延焼が拡がってしまった毎日新聞問題。こういう状態の危険性を僕は以前からもそれなりに憂慮してきたので、あまり手を貸したくなくて大人しく引っ込んでいようかとも思ったが、それも無責任かなと思ったので、思い直してもうちょっと続けることにした。

そもそも、なんでこういうことになってしまったのか?

思うに、はじめのうちはこの騒動も「スキャンダルをネタにしたサヨ新聞たたき」の一環として収拾され得るものだった。もちろん毎日側の引き起こした事は悪質だが、邦人を害する危険性をもつ問題記事があらわれたのは、程度の違いこそあれ今回に限らなかった。では、どうして今回に限ってここまで火がついてしまったのか。それがまず問題にならざるを得ない。どうしてここまで大事になってしまったのだろうか。

手がかりは、今回批判の声を上げている人の中で、ネットマニアではないと思しき人の反応にある。というのも、騒いでいるのがネットマニア限定であったなら「いつもの(!)祭り」で済む(それも問題あるが)はずだった。しかし、そうでなかった。ということは、ネットマニア以外にもたくさんの”素人”が怒りの声を上げているということが推定されるわけで、実際、日本看護協会など、かなりまとまった層まで批判の声は拡がっている(→参照)。もはや、完全に社会現象である。

怒るのも無理はない。ライアンの記事は、日本の看護士や母親等を性的に貶めるポルノグラフィックなもので、じじつそういう媒体を情報源として書かれている。それが、公式に「毎日新聞の記事」という属性を得ることにより、少なからず公信力を持つことになってしまったのだ。あからさまに嫌悪的で、通常人なら見向きもされないポルノグラフィーですら、女性を性的に貶める社会的害悪だと批判する向きがあるくらいである。一種の公信力を持つ大新聞の配信記事となると尚更だ。要するに、あきらかに人倫を外れた記事が配信されているのに、毎日サイドはそれに気付かなかった。それだけでもじゅうぶん問題だが、さらにいけないのは、第三者の報道によりそのことが発覚した段になってすら、ろくに訂正もせず、しばらく放置してしまったことだ。これでは、「侮辱記事を黙認された」ととられても仕方がないだろう。さらにさらに悪いことには、発覚から批判へと事態が悪化した段になっても、かれらは加害の自覚を持てなかった。そして、空気を読まない人事と、躾のなってない一部社員の不適切な言動などが契機となり、一気呵成に「怒りの感情」は伝播していったのである。

ここまで事を悪化させてしまった理由は、思うに二つある。ひとつは、人倫に外れた扱いを受けたと感ずる人への共感を欠いた、情操発達不全。もうひとつは、状況を適切に認識できず、安直に感情論や陰謀説に溺れてしまった、認識力不足。これらが相互に作用して、大衆の感情を逆撫でしてしまったのだ。

まず前者だが、この件に限らず、何かあったとき、他人に共感する能力がどうかしてしまったのではないかと思うような反応を示す人をよく見かける。他の時代や社会に比して、現代日本におけるそれが特に多いのか少ないのかは知らないが、よく見かけるのは確かだ。明らかに苦境に陥り、大変な目に遭っている人が少なからずいるのに、「どうでもいいことで騒ぎやがって、みっともない」等と冷笑してしまう人間を、僕は何か事があるたびに見かけてきた。最低のスノッブ気取りだが、どうしようもない部分もある。そうやって共感する能力を欠いたまま育ってしまったのだから、いまさら矯正しようがない。問題は、批判されている当事者じしんが、共感する能力を欠落させているときだ。そういうとき彼等は、火に油を注ぐようなことを平然と繰り返す。

そして、ものごとの本質を取り違えた彼等は、まるで見当はずれなところに批判騒動の原因を求める。たとえば、「だれか煽動しているのではないか」という、陰謀説。または、2ちゃんねる等でみられるありふれた騒動だと、原因をネット特有の性質に求める「祭り」説。どちらもまるで根拠のないことではないが、現象の表層に過ぎない。そういったことと今般の現象との間にある決定的な違いを、彼等は見落としていた。(言ってみれば、本質直観を欠いていたのだ!)灯台下暗し、自分自身を認識しようとするとき、きまって認識の眼は曇らされる。最も単純な事の本質を彼等は見落とした。つまり、「人倫に外れた行いをした」という、道義的評価である。彼等はマリー=アントワネットの故事に学ばなかったのだ。

かくして、事を見誤った彼等は、勢火のまっただなかに、みずから進んで火種をばらまき続けた。勿論、火中にある人々の中には、単なる野次馬根性の延長線上で騒ぎを大きくしたがっている不逞の輩もいただろう。しかし、今般の出来事はそれ以上に、普通一般の人の感情をおおきく逆撫でするものだった。そこに、挑発的な言動や陰謀説が、当事者の口からもたらされたらどうなるか。真面目な人はゴロツキ扱いをされたことに憤るだろうし、騒ぎたいだけの輩は挑発に乗るだろう。いずれにせよ、火中に蒔かれた火種は発火するのである。結局、あたり一面火の海である。

かれらは、ベヒモスを揺り起こしてしまったのだ。国家理性の統合力が薄れ、ひとの自然本性がむきだしになったとき、人間の感情は容易に燃え上がり、そしてコレラよりもはやく伝染する。そして気がつくと、憤怒の群衆が広場を埋め尽くす。われわれ人類が、幾度も見てきた光景ではなかったか。

ともあれ、こうなってきた以上、事態を収拾する方法は限られてくる。行くところまで行くか、さらに大きい力(国家=リヴァイアサン)に仲介させるか。どのみちロクなことにはならないだろう。だからこそ僕は加担したくなかったのだが、あまりにも事件に対する毎日新聞の対応がひどすぎて、湧き起こるシンパシーの波を押さえられなかった。私事で恐縮だが、僕の姪は先頃大学の看護学科に進学した。問題の記事は彼女をも侮辱する内容が含まれている。似たような立場の人は多いだろう。こういうことを黙って見過ごせるものだろうか。火計の炎に飛び込みたくはないが、人倫を外れるのはもっと嫌なのである。残念ながら、人の自然本性はこういうときに黙っていられないように出来ていると哲学者も言っている。とうに手遅れだろうが、いいかげん毎日新聞は事の道義的重大さを自覚した方がよい。それが出来ないなら、かれらは人として何かが欠落している。(了)





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